直接骨端線に働きかけるのはソマトメジンCというホルモンです。そして骨が大きくなり、結果身長が高くなります。 そのソマトメジンCは、成長ホルモンの助けをかり、肝臓でつくられます。
成長ホルモンは言うまでもなく、身長が伸びることにもっとも重要なホルモンです。
男の子は15〜18歳、女の子は13〜16歳くらいの思春期後に骨の両端にある、骨端線という軟骨の部分が閉じてしまうと言われています。
骨端線が完全に骨化してしまうと、基本的には身長が伸びることはなくなってしまうにですが、20歳になってもまだ骨端線が固まらず、身長が伸びる人もいますので、一概には思春期後は身長が伸びないとは言えないのです。
基本的には、身長が伸びる思春期を迎える時期によって、身長の差がつきますが、思春期を迎えるのが遅ければ、一時的には平均より下回りますが、最終的に高くなる可能性が大きいです。
骨端線が成長する要素としてはいくつかありますが、最も重要な要素は、成長ホルモンを分泌させる深い睡眠、タンパク質、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などの栄養素、骨端線に適度な刺激を与える運動、親や周りから受ける愛情などです。また、ストレスをためない生活を送ることも重要になってきます。